
掃除料金は、基本的にゴミの量で決まってきます。というのも、多くのゴミを掃除するとなると、その分人件費や運搬費用がかかるからです。例えば、2トントラックに収まるのであれば「3万円」、それより一回り大きいトラックにする必要があるなら「7万円」といった具合に料金が決まってきます。そのため、可燃ゴミなど自分で捨てることのできるゴミはあらかじめ捨てておき、掃除してもらうのは自分で処分しきれないゴミだけにしましょう。
ゴミの掃除料金を依頼する際は複数の業者に見積もりをお願いしましょう。見積もりを比較することでもっとも安い料金で掃除してくれる業者を選ぶことができるだけでなく、もし値引き交渉をする際に「他の業者はこれくらいの価格でやってくれています」というカードを使えるからです。ただ、電話やネットだけで見積もりをとると業者によって「何をどこまで掃除するか」が正確に把握できないことがあります。そのため、できる限り訪問見積もりをしてもらってください。また、業者の数は最低も3社以上からとることをおすすめします。
生ゴミなどは流石に売ることができませんが、粗大ゴミならリサイクルショップで売ることができるかもしれません。もし売れそうな粗大ゴミであれば売れるところで売ってしまいましょう。
大きな粗大ゴミを捨てるときは、業者ではなく自治体の回収サービスを使うのもひとつの手です。自治体のサービスを利用すれば業者よりも格安で処分できることも珍しくありません。ただ、自治体は回収をおこなっている日が決まっているため、確実に処分するには処分したいと思っている日の1ヶ月以上前から予約をおこなっておく必要があります。また、ほとんどの自治体は自宅まで回収をしにきてはくれません。そのため、回収場所まで自分でゴミを持っていく必要があるのでその点は気をつけてください。そのほか、ゴミを自分で運ぶため、運搬中にうっかりして家を傷つけてしまう可能性もあります。
生ゴミ、紙ゴミ、ペットボトル、カン、ビン、書類などが混ざりあっていると分別に時間がかかるため、一般的には分別しておいた方がよいと言われています。ただ、中には「専門の業者は回収したあと再度分別しているから、自分で分別しても意味はなく料金は変わらない」とする意見もあります。このあたりは、見積もりをとるときに直接業者に確認をしてみましょう。もし、それで安くなるようでしたら分別してもよいですし、分別してもほとんど安くならないのであればそのまま回収してもらうとよいでしょう。
ここまでは、「ある程度自分で掃除しておいた方が掃除料金を安くできる」と紹介してきました。しかし、自分でやって多大な労力がかかるにもかかわらず料金があまり安くならない場合もあるので気をつけてください。例えば、「自分である程度掃除したから、1万円料金が安くなった」とします。しかし。その掃除に土日を丸々使ってしまったのであれば、人によっては「全部業者に任せて1万円払った方がよかった」と思う人もいるでしょう。そのため、後悔しないように自分で掃除する労力とそれによって安くなる料金はあらかじめしっかり把握しておいてください。